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JRAの夏競馬が開幕。 札幌開催は7月22日から

北海道シリーズ最大の注目レース「札幌記念」(GⅡ)は8月20日のゲートイン

JRA(日本中央競馬会)の夏競馬・北海道シリーズが6月10日、函館で開幕した。札幌開催は7月22日からで、9月3日まで毎週土・日曜に重賞8レースや新馬デビュー戦を含め312レースで熱戦を展開する。

今年の北海道シリーズは、函館開催が12日間で144レース。札幌開催が14日間で168レースが組まれている。

重賞競走は、函館が6月11日の「函館スプリントステークス」(GⅢ、芝1200メートル)、7月15日に「函館2歳ステークス」(GⅢ、芝1200メートル)、最終日7月16日に「函館記念」(GⅢ、芝2000メートル)が発走。

札幌は7月30日の「クイーンステークス」(GⅢ、芝1800メートル)から始まり、8月6日の「エルムステークス」(GⅢ、ダート1700メートル)、同20日に「札幌記念」(GⅡ、芝2000メートル)、同27日「キーンランドカップ」(GⅢ、芝1200メートル)、9月2日の「札幌2歳ステークス」(GⅢ、芝1800メートル)の5競走となっている。

例年通り函館、札幌の4重賞競走がサマーシリーズとサマージョッキーズシリーズの対象となる。札幌ではワールドオールスタージョッキーズ(国際騎手招待)も実施される予定だ。

中でも北海道シリーズ最大の注目が「札幌記念」。夏競馬唯一のGⅡ競走で例年、秋のGⅠ戦線へ向かうステップとして実力馬が参戦する。昨年の優勝馬・ジャックドール(牡4)は、同レース後に天皇賞(秋)で4着と善戦、今春の大阪杯でハナ差の逃げ切りを演じてGⅠ馬の仲間入りを果たし、鞍上の武豊騎手に史上最年長のJRAGⅠ制覇騎手のタイトルをプレゼントして話題となった。

一方、競走馬の初舞台となる2歳新馬戦も注目で、来春のクラシック有力馬が必ずと言ってよいほど現れるので見逃せない。今春は牝馬クラシックの桜花賞(GⅠ)に北海道デビュー組4頭が参戦。札幌2歳Sで2着と活躍したドゥアイズが5着に善戦。オークス(GⅠ)では札幌2歳Sを勝ったドゥーラが直線鋭く追い込み、3着に入り馬券に絡んだ。

また、昨年の札幌で未勝利勝ち、その後のホープフルS(GⅠ)など3つの重賞で2着となったトップナイフが皐月賞(GⅠ)で善戦している。

函館、札幌の両開催とも当日の窓口発売で入場可能。指定席は事前に会員登録の上ネット予約が必要だ。

また、場外の「ウインズ札幌」(札幌市中央区南3条西4丁目)は、一般自動発売のほか、5階の有料指定席(130席・500円)、6階エクセルフロア(221席・2000円)が予約制で1日利用できる。エクセルフロアは自席に座ったままキャッシュレス、マークカードレス投票もOK。12台の65インチモニターで全レースが中継される。

札幌市中央区南3条西4丁目の「ウインズ札幌」
座ったまま馬券が購入できる6階のUMACA(ウマカ)シート