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JRA北海道シリーズ開幕。札幌開催は7月20日から

北海道シリーズ注目の「札幌記念」(GⅡ)は8月18日のゲートイン

JRA(日本中央競馬会)の夏競馬・北海道シリーズが6月8日函館で開幕した。札幌開催は7月20日から9月1日までの土・日曜14日間で、GⅡ「札幌記念」など重賞、2歳馬デビュー戦を含む312レースが行われる。

 JRA北海道シリーズは函館が12日間・144レース。札幌が14日間・168レースと例年通りの開催。

重賞競走は函館が6月9日に「函館スプリントステークス」(GⅢ、芝1200㍍)、7月13日「函館2歳ステークス」(GⅢ、芝1200㍍)、最終日7月14日に今年で60回を迎える「函館記念」(GⅢ、芝2000㍍)が発走する。

 札幌開催は7月20日から。重賞は同28日の「クイーンステークス」(GⅢ、芝1800㍍)、8月4日「エルムステークス」(GⅢ、ダート1700㍍)、同18日「札幌記念」(GⅡ、芝2000㍍)、同25日「キーンランドカップ」(GⅢ、芝1200㍍)、同31日の「札幌2歳ステークス」(GⅢ、芝1800㍍)の5競走となっている。

 例年通り函館、札幌の4重賞競走がサマーシリーズ、サマージョッキーズシリーズの対象となる。札幌ではワールドオールスタージョッキーズ(国際騎手招待)も実施予定だ。

 今年も注目は、夏競馬唯一のGⅡ競走で、60回となる「札幌記念」。天皇賞・秋、ジャパンカップなど秋GⅠ戦線へのステップレースとして定着し、GⅡ最高額の賞金が設定されている。

 昨年優勝のプログノーシス(牡5)は天皇賞・秋を3着と善戦。唯一の3歳馬ながら2着と大健闘のトップナイフは菊花賞でも活躍。4着のダノンベルーガ(牡4)は天皇賞・秋、ジャパンカップともに4着と見せ場を作った。

 競走馬の初舞台・2歳馬戦も来春のクラシックを占う上で目を離せない。

 牝馬では今春のクラシック初戦の桜花賞で昨夏、札幌デビュー組のステレンボッシュ(牝3)が最後の直線で力強く抜け出して優勝。続く優駿牝馬(オークス)ではゴール直前で惜敗したものの2着に善戦するなど主役の一頭となった。

 また、函館新馬戦を勝ち、暮れのホープフルSの勝利でGⅠ馬となったレガレイラは、牡馬クラシックに挑戦。唯一頭の牝馬として皐月賞6着を経てダービー(東京優駿・GⅠ)に参戦。2番人気に推され直線後方から追い上げて5着入線している。

 牡馬では皐月賞4着、ダービーで4番人気に押されたアーバンシックが札幌デビュー組。今年も注目馬が北海道から誕生する。

 観戦は両競馬場とも開催日当日の窓口発売入場のほか、指定席のネット予約もある。また、ススキノに近く地下鉄直結のウインズ札幌(札幌市中央区南3条西4丁目)もおススメ。5階有料指定席(130席・500円)や6階のエクセルフロア(221席・土曜日1000円、日曜日1500円)が予約制で1日利用できる。UMACA(ウマカ)シートはモニター付きの自席に座ったままでキャッシュレス、マークカードレス投票ができる。

札幌市中央区南3条西4丁目の「ウインズ札幌」
座ったまま馬券が購入できる6階のUMACA(ウマカ)シート