イーリオ・ランド
「誰一人取り残さない」を防災事業から実践
LED設備や建設、防災・救護などさまざまな事業でSDGsに取り組む「イーリオ・ランド」。なかでも注力しているのが防災・救護事業だ。
同部門を担当する澤田優花サブマネジャーは「SDGsの中には『誰一人取り残さない』というスローガンがあります。これには、災害に対する強靱さや減災、防災という意味も含まれます」と話す。
2019年に、防災非常用品がセットになった国内初の救急・備蓄用品収納ボックス「DRB」を開発した。蓄電池やAED、非常食などの災害時に役立つアイテムをパッケージ化した商品として注目されている。
ペットの防災にも力を注ぐ。今年5月には、災害時にペットと同行が可能な避難所として活用できる「PEBO DOG PARK」(札幌市厚別区)を開設する。
敷地面積は2300平方㍍で、通常時はドッグランとしても開放する。災害用トレーラーハウスを設置し、停電対策として蓄電池を備えた。水や食料、ペット備蓄品も完備するなど、これまでにないドッグラン施設となる。
「道内でペットとの同行避難ができる場所は少ないのが現状です。ペット防災の拠点として地域に貢献したい」と澤田サブマネジャー。