〝企業は人なり〟を実践する吉岡マネジメントグループの 「人事賃金制度構築コンサルティング」
道内および首都圏を中心に1000件以上のコンサルティング実績を持つ「吉岡マネジメントグループ」。中でも人事コンサルティングは400件以上。人的資本経営の重要性が叫ばれる中、役割は増す一方だ。
400社以上の人事制度を構築
高業績を上げ、持続的に企業価値を向上させるために、これまで以上に〝人材〟の力が重要な時代になった。
売り手市場、働き手不足の中、「嫌なら辞めて結構」「代わりはいくらでもいる」というスタンスの企業に未来はないだろう。
社員を正当に評価し、働きに見合った適正な賃金を支払うことで、社員は定着し、高いパフォーマンスを発揮する。そのために欠かせないのが、公平かつ社員の期待に応える人事制度だ。
自社の人事制度に不安を抱いている経営者は少なくない。しかし、現行の人事制度のどこに問題があり、どう改定したら良いのかわからないのが本音。それだけ人事制度の構築は難しいものなのだ。
そこで頼られているのが「吉岡マネジメントグループ」。会計事務所を母体とする同グループでは、これまで400社以上の人事制度構築を手掛けてきた。
人事制度構築をはじめ、数多く舞い込むコンサルティング依頼に応えるため、昨年、コンサルティング部門を分社化し、「ビズアップ人事コンサルティング」(本社・東京都港区、池内孝行社長)を新設した。札幌・東京で20人のコンサルタントが人材育成、組織強化、経営改善、人事制度構築の支援を行っている。
顧客は20人程度の小規模企業から1000人以上の上場企業まで幅広く、業種もさまざま。これまでの経験とノウハウをもとに、個々の企業に応じた最適な人事賃金制度を構築している。
また、外部機関を使うことで、客観的に作られた公正な制度であることを社員に示すことができ、納得させられるのも見逃せないポイントだ。適切な人事制度なくして企業の成長はない。
人事制度構築で高業績企業に変貌
人事制度の基礎となるのは経営方針や経営戦略だ。そのために必要となる組織体制や人材像を設定し、これらを基に人事戦略や人事方針を定めていく。
まずは現状を分析して問題点を整理し、新たな人事賃金制度の方向性を明確にしていく。
続いて等級制度と人事コースを設計する。部門を横断して職務と役割レベルに応じた等級を設計、年功序列に陥らない工夫もする。
また、総合職や専門職、一般職など多様な働き方、貢献の仕方に応じた複数のコースを設定する。
次はいよいよ賃金・賞与制度の設計だ。これは社員のモチベーションにつながるのはもちろん、経営の根幹にもつながるだけに、経営者目線で行う。
総額人件費を意識しながら、同業他社や業界の相場を踏まえ、まずは賃金体系の外輪である諸手当を見直し、その後に本質部分であるモデル賃金、基本給と設計していく。月例給と賞与は分けて考え、賞与は業績との連動性を持たせ、社員の業績貢献意欲を引き出す。
退職金は、基本給との連動性を排除し、ポイント制退職金に移行する。
優秀な社員を高処遇しつつ総額人件費をコントロールするのが肝。難しいこの二面を両立させられるからこそ吉岡マネジメントグループは支持されている。
個々の企業に応じた人事評価制度
賃金制度の主たる目的は、成果を残した社員を優遇し、その結果として業績を上げることだろう。
そのためには、会社が社員に対して何を期待し、どのような役割を求めているかを明確にする必要がある。
評価すべき点は企業によって異なるからこそ自社独自の人事評価制度が必須だ。
経営者にヒアリングをし、全社員に徹底したい価値観、守って欲しい行動規範、管理職、指導職、一般職それぞれに求めるものを洗い出す。そのうえで人事評価制度を構築する。
求める人材像になってもらうための学びの場となる教育・研修カリキュラムも提供。中でも難しいとされる管理職や幹部研修に定評がある。
クラウドで運用する「発展人事評価」
こうした人事評価をデジタル化するクラウド人事評価システム「発展人事評価」も提供している。
ガイドフローに従って進めることでスムーズに制度設計ができ、その後の制度運用状況、履歴管理まで人事情報を一元管理できる。社員数が多い企業や多拠点展開している企業におすすめしたい。
「発展人材開発」で人的資本経営を実現
同グループでは、人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出し、中長期的に企業価値を向上させる「人的資本経営」への取り組みを推進している。これを実現するためのクラウド型人材開発システム「発展人材開発」もまもなくリリースされる。個人の人事情報、能力開発の状況を把握し、今後の人材育成や企業の組織改善につなげていくシステムで、こちらも多方面から注目を集めている。
■取材協力/吉岡マネジメントグループ 札幌市中央区北6西24YMビル ☎︎011・644・8988