えにわ病院
腱板断裂の手術に実績。各種上肢疾患の治療に取り組む
中高年で多く発症する「腱板断裂」。上腕の骨と肩甲骨とをつなぐ腱が切れてしまう状態で、自然に治癒することはないため、手術による早期の治療が推奨される。
年間2500例以上の整形手術を担う「えにわ病院」で、上肢疾患を担当しているのが竹内裕介医師。「関節鏡視下腱板修復術」を得意としており、これまで1100件(2022年12月末現在)を施術した。
「関節鏡を用いて糸の付いたアンカー(釘)を骨に埋め込み腱を縫合する術式です。低侵襲で傷口は1センチほど。術後も動かしやすく痛みも少ない」と竹内医師。
また、手術の際には特に肩甲骨の位置や可動域、柔軟性に配慮して施術する。QOL向上と健康寿命の延伸につながるという。
「治りが早く再発防止にもなります。上肢全般の手術で心掛けています」と竹内医師。
さらに、症状が悪化して同術式が適用できない患者には、人工関節も提案するほか、可能な限り保存療法も活用して、上肢疾患の改善に取り組む。