アスリートインタビュー

北海道日本ハムファイターズ

【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】石川亮選手

リードがピッチャーの〝運命〟を左右

自分の子どもを想像?23歳の結婚観

斉藤 石川亮選手のファンは女性はもちろんですが、結構、社会人男性も多いです。ドラフト下位指名で入団し、そこからグングン力をつけて一軍に上がってきた。そこがグッと感じるようです。

石川 ありがたいです。ただ、個人的には下位指名だったからという意識はあまりありません。僕は高卒でプロ野球選手になりたいと思っていて、帝京高校に行きました。それくらいプロに入りたかったです。

父親とも話したんですが「プロになったからには、ドラフトは上位でも、下位でも関係ない」と。スタートラインはどの新人も変わらないと思います。父親からは「プロになったからには、がむしゃらにやるしかない」と言われました。

斉藤 ご兄弟は?

石川 3つ上の姉がいます。姉は結婚していて子どももいます。

斉藤 石川選手、もう叔父さんなんですね!?

石川 おいっ子はまだ1歳にもなっていなくて、すっごくカワイイです!

斉藤 自分の子どもを想像したりします?

石川 子どもを見ると、いたらいいなと思います。

斉藤 ファン心理としては少し複雑です……(笑)。結婚を意識するような年齢にもなってきました。

石川 結婚願望は、正直いまはないです。この仕事をしていると、成績を残すとか、安定してからでないと、という思いがあります。

斉藤 安定というのは、一軍にしっかり定着して、選手として脂が乗り始めるころですか?

石川 ええ。26歳、27歳くらいにできたらいいかな。

斉藤 リードを自分で主導するなど、キャッチャーもいろいろなタイプがいると思います。

石川 僕は配球面で、ピッチャーの投げたいボールを投げるのが一番打たれないと考えています。キャッチャーが要求したいボールがあったとしても、ピッチャーが投げたくなかったら、構えた場所にくる確率は下がるのではないでしょうか。

キャッチャーとピッチャーの考えがバチッと一致したときには、ほぼ打たれないというのが持論です。

斉藤 そういう瞬間があるわけですね。

石川 そうですね。サインは曖昧であってはダメだと思っています。ピッチャーから「どうして、あそこで、あのサインを出したの?」と聞かれたとき、自分の意図を伝えられるようでなくてはなりません。

僕のサインでピッチャーの〝生活〟が決まってしまう可能性があります。それくらいキャッチャーとしての責任を感じながらプレーしています。

(構成・竹内)

……この続きは本誌財界さっぽろ2018年10月号(9月25日発売)でお楽しみください。

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(いしかわ・りょう)1995年7月20日、神奈川県川崎市生まれ。帝京高校卒。O型。180センチ、84キロ。右投げ右打ち。13年ドラフト8位で北海道日本ハムファイターズ入団。昨年に肩をケガし、復活にかける今シーズン、成長が期待される若手捕手。背番号68