北海道ロードメンテナンス
業績好調、人材も成長。23年は業務フローの見直し
道内最大手の道路維持管理会社。夏場は道路維持管理、冬場は除排雪を中心に営業し、管更生事業は札幌市のみならず、地元企業の要請に応じて、函館市、北見市、今金町でも施工。22年3月期は過去最高の売上高を記録した。
8月には建設中の新社屋も竣工した。「この社屋を維持するためには仕事を取らなければいけないという自覚が社員に芽生えた」と米野孝之社長。
中途採用が多い業界の中で、定期新卒採用に切り替えて6年目。22年も技術者を目指す新卒高校生が入社した。定着率も高く、7年目を迎える社員が今では指導役となってリーダーシップを発揮している。10年後、20年後に主力になるであろう人材が着実に成長している。
建設業界において無事故・無災害は最も重視しなければならない。米野社長は〝社長パトロール〟で全道の現場を駆け回る。
「自社の社員はもちろん協力会社の作業員からもいろいろな話が聞ける、現場のニーズが見えてくる」と今後も継続する意向。社長が行くことで現場は引き締まる。無事故・無災害のためにも効果を発揮している。
「23年は現状の業務フローを改めて見直し、効率化を図る。ムダをなくし、土台を改めて組み直すことで、また違う仕事が見えてくる」と米野社長は新たな可能性を探る。