サツドラホールディングス
生活総合グループに向け、学校や企業とも連携強化
掲げるテーマは「ドラッグストアビジネスから地域コネクティッドビジネスへ」。第2の創業期と位置付け〝地域の生活総合グループ〟への進化を目指し、多彩な取り組みを実施している。
創業50年目となった22年は、自治体に加えて学校や民間企業との多角的な関係性を強化。士別市とイトイGHD(士別市)をはじめ、札幌新陽高校や十勝毎日新聞社、ニセコまち、自治体では函館市と包括連携協定を締結した。
十勝毎日新聞社とは協定に沿って10月に「十勝EZOCAフェス」を開催。11月には札幌大学敷地内にサツドラの出店も果たした。富山浩樹社長は「新しい産学連携の形を作り上げ、地域に還元していきたい」と未来を見据える。
また、50周年事業として、利尻町や幕別町など4カ所で「北海道まなびキャンパス」を開催。これはアクサ生命と雪印メグミルクとのコラボによるものだ。
中核となるドラッグストア事業では、ワンストップ需要に応えるため調剤薬局や生鮮食品、100円ショップ併設店を出店。サツドラアプリをリリースし、消費者の利便性の向上にも寄与した。3年ぶりに開催した「サツドラFES」には2日間で約1万1000人が来場。コロナ下でも万全な感染予防対策を取ることで、リアル開催が行えることを証明した。