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主力業態の高付加価値戦略、給食事業再編が奏功

(なかにし・たいじ)1954年生まれ。86年どうきゆうにアルバイト入社。96年に玉藤社長。00年どうきゆう社長。まいどおおきに食堂なども展開。16年パスタ専門店「チロリン村」の商標権を取得。北海学園大学で経営学講師も務める。

中西 泰司氏 どうきゆう社長

22年は主力の「とんかつ玉藤」と「カリーハウスコロンボ」でコラボした「ロースカツカレー」が大ヒット。メディアやSNSで話題となった。

「原材料高騰の中、付加価値を高める必要がある。12月中旬から第2弾として秋田県名物『きりたんぽ鍋』とのコラボメニューを販売します」

1カ月半先まで予約でいっぱいという玉藤の「ハワイカパフル店」はコロナ禍でも変わらず絶好調。ホノルルでの2店目出店も視野に入れる。

給食事業は再編を実施した。関連子会社を本州企業に事業譲渡したほか、受託先の見直しも行い収益力の向上につなげた。

社員研修は正社員・パートなど約100人を対象に道内外へ年間20回に及ぶ。

「お客さまや社員とのつながり、外食のあり方などコロナ禍が変えたものは多い。新時代の外食、お客さまとのつながりを模索し続けていく」