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海外出店の経営ノウハウが国内事業にも好影響

(なかにし・たいじ)1954年生まれ。86年どうきゆうにアルバイト入社。96年に玉藤社長。00年どうきゆう社長。まいどおおきに食堂なども展開。16年パスタ専門店「チロリン村」の商標権を取得。北海学園大学で経営学講師も務める。

中西 泰司氏 どうきゆう社長

 外食と給食事業の2本柱。給食事業は、ラピダス千歳工場建設に携わる大手ゼネコン作業員宿舎に給食を提供。地場大手として約600人の作業員の食事を支える。

 外食事業では、中核の「とんかつ玉藤」を道内外で13店舗を展開中。24年は3月に苫小牧店、4月に登別店の新店オープンを控えている。

「新たな年は道内戦略を強化する。函館などの地方都市を含め当面、20店舗を目指す。将来的には東北、北関東も視野に入れています」

 5年目を迎えた米国ホノルルの「ハワイカパフル店」は、物価高騰の波の中で価格を堅持、現地の幅広い層から絶大な支持を得ている。ハワイ2店目の出店準備も進行中だ。

「アメリカ出店を通して、契約や労務管理など、世界基準の経営手法を学ぶことができた。それらはやがて日本にも輸入されます。たいへん勉強になりますよ」