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アメリカ本土への出店に向けて市場調査を開始

(なかにし・たいじ)1954年生まれ。86年どうきゆうにアルバイト入社。96年に玉藤社長。2000年どうきゆう社長。まいどおおきに食堂なども展開。16年パスタ専門店「チロリン村」の商標権を取得。15年DOKYU.USA米国法人設立、17年ハワイ州にて「とんかつ玉藤」出店。

中西 泰司氏 どうきゆう社長

 2本柱の外食と給食はいずれも人が重要なリソース。かねて人材強化に力を注ぐ。子ども食堂への米提供、親子調理体験などのSDGs事業をスタッフのモチベーションアップにつなげている。

 主力業態の「とんかつの玉藤」は新店の登別、苫小牧も含め好調をキープ。海外1号・ハワイ店でも、パン粉などの食材への徹底的なこだわりに加え、熟練日本人調理人による〝本物〟を提供し、圧倒的な人気を集めている。

「海外ではおいしい日本食として『Sushi』と同様に『Katsu』人気が高まっています。ハワイ店の移転増床を計画しています」

 今後の国内における食材コストと人件費の上昇をにらみ、「長期的な成長戦略を考える上でも、海外展開は重要」と位置づけている。25年からアメリカ本土への出店に向けた、本格的な市場調査を始める考えだ。