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金井建設工業

風通しが良くアットホームな組織風土が特徴

創業70周年。次世代へ受け継がれる技術と品質への信頼で成長

 今年で創業70周年を迎えた「金井建設工業」は、商業施設や工場、社屋、高齢者施設などの民間建築から、学校や庁舎、市営住宅といった官庁工事を元請けとして受注する地場のゼネコン。特定の分野に偏らない安定した経営基盤を築いている。

 総合建設業として多岐にわたる建築を手掛ける中でも、特にガソリンスタンドの建築では豊富な実績を誇る。

 同社は元来、ガソリンスタンド建設を目的に創業。危険物を取り扱う特殊な施設であるため、他の建築物とは異なる高度な専門知識と緻密な施工技術を有している。

 新設から増築、改修工事を数多く手掛けており、主な顧客である大手石油会社からの信頼は厚い。特に、火災や爆発を防ぐための防火・防爆設計やガソリンやオイルの漏れに備えた排水処理システムなど厳格な品質基準を満たした施工が高く評価されている。道内でも数少ない専門技術を持つ建設会社として地位を確立している。

 こうした高品質な施工を維持するためには、人材の確保と育成が不可欠となる。近年、建設業界では、人手不足が深刻な問題となっているが、同社では若手社員の活躍が目立っている。

 現在、社員18人のうち9人が20代と若手比率が高く、平均年齢は37歳。組織の若返りに成功している。これは、人材育成と働きやすい職場環境づくりに注力してきたからにほかならない。

 若手社員一人ひとりに大きな裁量権が与えられ、早い段階から責任ある職務に就ける環境が整っている。また定期的な勉強会の開催や資格取得支援制度など、短期間で成長できる仕組みを構築し、社員が目標を持ってキャリアビジョンを描けるというわけだ。

 また、完全週休二日制や年間休日126日、年3回の賞与などの待遇面や労働環境も整備し、定着率向上にもつなげている。

 長谷川文典社長は「当社は今、世代交代という大きな転換期を迎えています。これまで築き上げてきた技術と信頼を次世代を担う若手に継承し、さらなる発展につなげたい。今年で70周年を迎えましたが、これはあくまで通過点。100年企業を目指して、さらなる企業価値の向上を目指して歩み続けます」と語る。

SYOKUSANの本社新築工事も手掛けた
長谷川文典社長
同社が施工した旭川市内のガソリンスタンド