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モード・アライブ

管理、企画、売買など部門が密に連携

マンパワーが成長の原動力。独自視点の企画も好評

 25年1月に設立19年目に突入する「モード・アライブ」。賃貸物件の管理会社として創業し、新築賃貸マンションの企画・販売、売買仲介などを手がける。

 20周年を目前に控え、中上裕幸社長は「20年は一つの節目と考えています。さまざまな観点から当社の今後の方向性をゆっくり考える一年にしたい」と話す。

 経営は盤石そのもので、右肩上がりの成長を継続中。コンスタントに新築賃貸マンションも供給しており、25年も自社保有1棟を含む計5棟を完成させる。

 建築費が高騰する中で中上社長は「札幌の賃貸経営は地下鉄沿線に建てることがポイントとされていますが、沿線外でも入居者を確保できる穴場は存在します。沿線エリアより土地を安く仕入れられるため、一定以上の利回りを確保できます」と話す。

〝後々、入居者募集に苦労するのでは〟との見方もあるが、同社の企画物件は地下鉄徒歩圏内外を問わず、創業当時のものも含めて今日まで家賃の目減りは少ない。入居率も総じて高く、むしろ家賃相場の上昇を受けて収益性を高めている。

「確かな物件だけをつくってきたつもりですし、当社を信用して付いてきてくれる顧客オーナーのおかげで事業を続けられています。日夜頑張っている社員にも感謝ですね」と中上社長。 

24年に完成した自社企画の賃貸マンション
中上裕幸社長