事業継承で売上高100億円と上場を見据える
高木 茂光氏 セーフティーステップ社長 Jステップホールディングス社長
一代で、クサビ式足場の道内大手に築き上げた。
後継者不在を解決するため、事業承継ファンドへの売却を選択。新たにHD会社を設立し、自身が社長を兼務する。傘下企業の拡大を図り、24年はライバル社だった札幌ビケ足場を統合。現在6社だ。
「傘下企業は共同仕入れ実施のほか、職人、仕事も共有し、課題解決につなげています」
撮影はグループ会社の札幌ビケ足場の責任者・髙橋茂取締役(写真右)、木村尚紀部長(同左)とともに行った。
「HD会社の後継者はいずれ、グループ内から選びますが、ファンドを含め、それぞれが企業価値を高めようと士気が高い。まずは全体の年商100億円とHD上場が目標です」
新人社員の教育にも力を入れる。2年間で職人を育てる「足場アカデミー」は順調に規模拡大。脱落者もゼロだ。
「グループ会社の新人育成にも活用しています」