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地域貢献に尽力。旭川の老舗そば店の事業を継承

(さいとう・みつひろ)1973年旭川市生まれ。20歳で独立。2000年にアスクゲートを設立。アスクゲートを持ち株会社とし、人材派遣、飲食、ホテル、保育、自動車販売・整備、介護事業、アグリサービスなどを展開。「真駒内花火大会」を立ち上げ、実行委員長を務める。

斉藤 三寛氏 アスクゲート社長

 旭川で人材派遣会社をスタートし、飲食やホテル、保育、介護事業など多角化経営で業容を拡大。グループの社員数は200人を突破している。

 24年2月には、旭川の繁華街、通称「3・6街」のそば店「はま長本店」の事業を継承した。

「後継者不在で95年の歴史に幕を閉じると人づてに聞き、即打診しました。子供のころ親父に連れられて来た思い出の店で現在も常連です。旭川市民に長く愛されるそば屋を残したかった」

 近年はM&Aによる事業拡大にも取り組んでいる。

「拡大路線は売り上げ増加のためではなく、社員の将来のポストをつくるため。一人ひとりがやりがいと希望をもって成長できる組織をつくる」

 新たな年は25周年を迎える。

「25年なんてまだまだです。『はま長』のように地域に愛され必要とされる100年続く企業を目指したい」