全サービスを強化して〝重老齢社会〟に切り込む
阿部 智哉氏 医療法人向仁会理事長 サポートライフ会長
「新たな年は、団塊世代が75歳以上となる〝重老齢社会〟です。医療・介護サービスともに強化が必要です」
医療施設から患者を退院させず、介護施設へと移す〝病床転換〟のパイオニア。道南を中心に、医療施設や介護施設の運営を行っている。
24年8月に函館市の医療・福祉複合施設内に脳神経内科を開設した。来春には、心臓血管外科と循環器内科の開設も予定。「リハビリ」「認知症」「看取り」の観点から地域医療を支える。
DX化も推し進めており、全施設で電子カルテを導入。従業員がどこにいても、刻一刻と変化する患者の状態をリアルタイムで、正確に共有できる体制を整えた。
一方、他法人との協業による地域医療の連携強化も視野に入れる。
「お互いの弱みを補うのが目的です。高品質で安定した福祉サービスを提供していく」