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ノースエナジー

垂直型両面ソーラーパネルでの実証実験(幌加内町)では冬場

脱炭素化へ貢献。積雪地域での太陽光発電で実績

 2014年設立の「ノースエナジー」は、太陽光発電設備の企画から販売、施工までを手掛ける。近年は脱炭素化の流れを受けて、再生可能エネルギーの需要が増加。官公庁や企業から自家消費型の案件が増加している。

「自家消費においては、再生可能エネルギーを利用した自家消費設備は、脱炭素化への貢献やBCP対策、電気代削減などさまざまなメリットがあります。私たちは、多様な提案力をもって案件ごとにベストな提案を行っています」と小坂榮成社長。

 また、23年には幌加内町の協力を得て垂直型両面ソーラーパネルを設置。積雪地域における太陽光発電の実証実験も官民連携で行われている。グループ会社であるユニヴァ・ジャパン(本社・東京都港区)と連携し、同社は施工とメンテナンス業務を担っている。

 小坂社長は「実験の結果、冬場は雪の反射光を受けやすく、積雪前と比較し発電量が増えることが分かりました。積雪が多い地域ほど効果的で、農業との共存も可能です」と話す。

 このほか、道内約130カ所に小規模な発電所を建設。FIT(固定価格買取制度)を活用せず、新電力会社向けに発電所を供給している。

垂直型両面ソーラーパネルでの実証実験(幌加内町)では冬場に発電量が増えることが分かった