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北翠寮が7月から新体制。名物「鴨鍋」の味も継承

名物の「鴨鍋」を目当てにリピーターも多い

出張客などに親しまれてきたホテル「北翠寮」の経営が、7月に経営コンサルティングの西山マネジメントオフィス(本社・札幌市)に譲渡された。新体制で利用客の増加を図る。

 ホテル「北翠寮」(札幌市中央区北7条西12丁目11‐5)は、企業の社員寮を改装し、1998年から一般向けの宿泊施設として稼働。長期出張や研修、学生の合宿など、廉価な宿泊料金と前オーナーの古屋博子さんが振る舞う〝おふくろの味〟で親しまれてきた。宴会場としても人気を博し、会社単位での利用も多い。

 7月からホテルの運営管理者となった西山マネジメントオフィスの西山寛子さんは「当社代表の西山一生と古屋さんが旧知の仲で、後継者がいないということで引き継がせていただくことになりました。前オーナーの思いに応えるとともに伝統の〝味〟も引き継ぎます」と話す。

 宿泊料金は平日素泊まりで一泊7000円(夕食付きはプラス1500円)とリーズナブル。利用人数や宿泊日数に応じた割引制度も用意している。

 宴会場は最大35人まで対応。名物の鴨鍋をはじめ、お造りや揚げ物などに2時間飲み放題(ビール、焼酎、ワイン、ウイスキーなど)がついた宴会プラン(2日前までに要予約)がついて1人5000円~となっている。

 詳細は☎011・231・3990まで。 

夕食の一例。栄養バランスのとれた〝おふくろの味〟が魅力
客室は全8室で、団体客向けの大部屋も完備。人数に応じて貸切営業も可能