将軍ジャパン
フランチャイズ事業に注力し、全国に理美容店を拡大
ヘアカット専門店「クイックカットBB」などの理美容を中心に、FC、ビューティー、飲食、不動産、広告と、生活に密着した事業を展開している「将軍ジャパン」。
中軸の理美容事業では、北は稚内から南は鹿児島まで、全国に203店舗(FC含む)を展開。売上高では全国7位にランキング(日経MJ調べ、理美容部門)されるなど、一大理美容チェーンを築き上げている。
「コロナの影響で苦戦した時期もありましたが、5類移行による来客数の増加や、利益率の高い主要事業への集中などでV字回復を果たしました。昨年度は増収増益を確保し、今期も順調に計画通り進んでいます」と丹波孝司社長。
メニューにマッサージを取り入れた理容室「メンズサロン ダンディズム」は、道内で5店舗を展開。特にモユクサッポロの真向かいにある「狸小路本店」はフラッグショップ(旗艦店)と位置づけ、ブランドイメージを発信している。
「FC事業に関しては4年ぶりにフランチャイズ・ショー(3月13~15日、東京ビッグサイト)に参加したのですが、異業種のオーナーさまからたくさんの問い合わせをいただきました。あらためて理美容界の関心の高さに驚いています」(丹波社長)
飲食事業では、2007年に開店した「ポポラマーマ野幌店」が順調。ここは全国で81店舗を展開する「ゆであげ生パスタ ポポラマーマ」の道内1号店で、オープン以来、幅広い年代層から人気となっている。
「オープンから17年経ちますが、ネットの飲食サイトでも高い点数を付けてもらうなど、お客さまからは高評価をいただいてりおます。定番メニューだけではなく、手伸ばしピザや野幌店オリジナルメニューの提供、また、ファミリー向けの広い店内なども評価をいただいている要因だと思っています」(丹波社長)
不動産事業でも江別市を中心に全17棟121世帯を所有。入居率はほぼ100%で、本体を支えている。また、広告事業も傘下の「第一広告」が4月に北見営業所を開設。業務を拡大している。