将軍ジャパン
全国で理美容チェーンを形成理容室「ダンディズム」が好調
全国で203店舗(5月1日現在)の理美容店を展開している「将軍ジャパン」。
同社は1996年に創業。理容師の経験を持つ杉本好法会長が江別市大麻で「理容のディスカウント」をオープンさせたのが始まり。〝料金半分、時間半分〟という時代のニーズに応えたカット専門店は、その後フランチャイズ(FC)化へと進み、店舗も道外へと拡大。今では売上高で全国8位にランキング(日経MJ調べ、理美容部門)されるなど、一大理美容チェーンを築き上げている。
「クイックカットBB」「カットバリュープラス」などのヘアカット専門店をはじめ、「理容室ディスカウント」「カットショップクイック」などの理容室、「シンクロニシティ」「サロン・ド・ヴィヴィ」「ヘアメイクルームブリランス」などの美容室など、顧客のニーズに応えた業態で店舗を展開。なかでも手軽な価格帯で上質な技術を提供する理容室「メンズサロン ダンディズム」が話題となっている。
21年秋にオープンした「ダンディズム狸小路本店」は、複合再開発ビル「モユク サッポロ」(狸小路3丁目)の真向かいにあり、メニューにマッサージを取り入れるなどした理容室本来の心地よさが受けて好評だ。
「狸小路の客足もコロナ明けということで戻って来ており、来客数も増加しています。来店時に予約をして順番が来たら呼び出すという新システムを、ダンディズム全店と一部のクイックカットBBで導入しましたが、店内での待ち時間がないと好評です」とは丹波孝司社長。
FCでも、カット専門の店舗であれば小スペースで機材・設備も最小限から始められると、異業種からの問い合わせが増えているという。
「FCの加盟は現在52社ほど。複合商業施設内でのテナント出店としての打診が多いです。コロナ明けから当社の売上げも回復傾向にあり、社員のベースアップも計画しています」(丹波社長)
理美容事業のほか、不動産、ビューティー、飲食、広告と、「将軍ジャパンホールディングス」として多角経営を実践。顧客に対し、グループ全体の総合力を活かした商品・サービスを提供している。