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太陽財団が9事業を助成。累計助成額は4億円超え

24年間の助成総件数は439件に上る

公益財団法人「太陽財団」が、24回目となる2024年度の助成事業を決定した。3月18日には札幌市内のホテルで助成対象事業贈呈式が開催され、活動団体に目録が贈呈された。累計の助成総額は4億を超えた。

 公益財団法人「太陽財団」(札幌市・東原俊郎理事長)は「豊かで潤いのある道民生活と活力ある北海道の地域社会の形成」を目的に、道内でアミューズメント施設などを運営する太陽グループ(本社・札幌市)の東原俊郎会長が設立。2001年度から、地域の伝統を継承する事業や障がい者、高齢者福祉の充実向上を目指す事業など、地域づくりの活動に対して財政的支援を実施している。

 24回目となる24年度は、昨年9月25日から応募を開始し、約1カ月で65件が応募。この中から外部有識者を主体とする選定委員会、理事会における審議を経て、9件の助成対象事業を決定した。

 助成対象事業の活動名と団体名は以下の通り。

 ①「わくわくサイエンス事業」(一般社団法人旭川ウェルビーイング・コンソーシアム、旭川市)②小学生向けお仕事体験事業「ドリームキッズシティISHIKARI」(石狩青年会議所、石狩市)③こどものまち「どさんこマーブルタウン」の開催(どさんこマーブルタウン実行委員会、札幌市)④「冬と遊ぼうin標津」の開催(特定非営利活動法人標津スポーツクラブすぽっと、標津町)⑤「地域と創るアートプロジェクト」(ツキガタアートヴィレッジ、月形町)⑥日本遺産認定記念「石見大元神楽」北海道公演並び交流会(元更別大國神社石見神楽保存会、中札内村)⑦「twilight2024」(twilight実行委員会、中富良野町)⑧「乳児・小児の救命講習開催事業」(特定非営利活動法人救命のリレー普及会、函館市)⑨「ピラ・リの森フェスタ」の開催(ピラ・リの森フェスタ実行委員会、幕別町)。

 3月18日には、助成対象事業贈呈式を札幌市内のホテルで開催し、東原理事長から助成対象事業の各代表に目録が手渡された。

 挨拶に立った東原理事長は「01年に始めた助成事業の約6割が現在も続いており、それぞれの地域に思い出があります。われわれが目指す北海道の賑わい作りを助けて下さる皆さんを誇りに思う」と語った。

 来賓祝辞で菅原裕之北海道総合政策部地域振興監は「同財団、太陽グループさんには、道政推進に幅広い協力をいただき感謝します」と述べた。また、助成対象事業を代表して「ドリームキッズシティISHIKARI」を主催する石狩青年会議所の佐藤陽亮理事長は「助成を受けて今年は活動をパワーアップしていきたい。支援いただき感謝します」と謝辞を述べた。

 24年度の助成金額合計はは約360万円。24年間の助成総件数は439件、助成金総額は4億100万円となった。 

 

東原俊郎理事長
菅原裕之道総合政策部地域振興監が来賓祝辞
謝辞を述べた佐藤陽亮石狩青年会議所理事長