新光商事LSI デザインセンター
1年間の教育プログラムで組込みエンジニアを育成
半導体を中心とした電子部品や電子機器を取り扱うエレクトロニクス専門商社で東証プライムに上場する「新光商事」(本社・東京都品川区)が、1997年に100%出資して設立した「新光商事LSIデザインセンター」(本社・札幌市)。
〝もっと笑顔に、もっと快適に〟をミッションに掲げ、 半導体の代表的な製品であるLSI(大規模集積回路)設計及び、組込みソフトウェア開発を通じて、〝楽しく豊かで快適な〟社会の実現を目指している。
組込みソフトウェアとは、 家電製品や医療機器、産業用ロボット、IoT機器などに内蔵され、各機器を制御する専用ソフトウェアだ。
中でも、組込み市場の約3割を占めるのが自動車関連分野だ。エンジン制御やナビゲーション以外にもステアリングや自動ブレーキ制御といった車両安全システムなど数多くの組込みソフトウェアが搭載されており、 高度な機能と安全性を実現している。
同社は、こうした自動車向け組込みソフトウェアの受託開発を主業務とする数少ない企業として知られる。自動車関連が売り上げの約8割を占めており、自動車メーカー各社から寄せられる信頼は厚い。
特に近年は、自動運転の実用化やEVの普及による電動化が進み、組込み市場のさらなる拡大が見込まれる。このため組込みエンジニアへの需要は高まる一方で、人材不足の状況が続いている。
秋谷和広社長は「組込みエンジニアは将来性があり市場価値も高い職種ですが、その専門性の高さからなり手が不足しています。当社では未経験者でもエンジニアとして安心して業務に従事できるよう1年間の社内研修を設けるなど万全の教育制度を整え、生涯活躍できるスキルと知識を習得できます」と話す。
また、コアタイム無しのフルフレックス制度やテレワーク、オフィスカジュアルなど自由な職場づくりにも注力している。
「働きやすい職場環境で社員の成長をサポートします。ますます需用が高まる組込みエンジニアへの第一歩を踏み出しませんか」と秋谷社長。
ソフト開発一部 近藤 拓朗さん
入社4年目、組込みエンジニアとして働いています。自分の作成したプログラムが製品化された時には得難いやりがいを感じています。当初は覚えることも多く大変でしたが、最近は新人に教える機会も増え、成長を実感しています。上司との距離も近いので、分からないことがあれば親身に相談に乗ってくれますし、ワークライフバランスも充実しているので大変働きやすい環境です。