アシスト北海道

　全国に拠点を展開するパッケージソフトウェア販売の「アシスト」（本社・東京都千代田区、大塚辰男社長）。国内外のパッケージソフトの選定や活用など、技術支援とサービスを提供している。

　２０２０年には、就職や転職のためのプラットフォーム「OpenWork」の「働きがいのある企業ランキング２０２０」で全国10位にランクイン。23年には「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で審査委員会特別賞を受賞している。また、昨年度の売上高が４３３億円に到達するなど、国内業界で注目を集めるＩＴ企業だ。

　そんなアシストが提供するサービスの中で、パッケージソフトを活用するための技術支援に特化しているのが「アシスト北海道」だ。札幌市に本社を構える現地法人で、全国に約６４００社以上の顧客を持つ。社員の平均年齢は30・８歳と、若い人材が数多く活躍している。

　高木季一社長は「当社では、サポート業務を行うエンジニアを積極的に募集しています。入社すれば、札幌に居ながら首都圏以外では経験できないような大規模なＩＴシステムに携わることが可能です」と話す。

　新入社員の育成体制も確立されている。入社後は東京で３カ月間の研修からスタート。ビジネスマナーやＩＴの基礎を習得して札幌に戻り、各製品のＯＪＴ担当者からマンツーマンでフォローを受けて、実際にＷＥＢやメール、電話で顧客のサポートを行う。

　サポート対応はＷＥＢやメールがメーンだが、道内顧客を対象に現地で技術支援も行っている。〝顔の見える技術者〟として顧客の信頼を得ることができるのも特徴だ。

　23年からは、中堅社員が基幹システムなどの構築手法を学ぶため、アシストへ出向する制度も整備。２年間にわたりシステム開発の現場を経験することで、ＩＴエンジニアとして幅広い知識を身につけることができる。

「当社は昨年1月に設立10周年を迎えました。祝賀パーティーには社員とゲストの皆様合わせ、85名が参加し会社設立以降最大のイベントとなりました。今後も新たに迎える仲間とともに、アシストビジネスにおける技術サポートを提供していきます」と高木社長。

テクニカルサポート部 加津 秀明さん

　テクニカルサポート部として入社し、4月で入社5年目になりました。主に製品に関するお客様からの問い合わせに対応しています。サポート対応後にお客様にはアンケートを書いていただいていますが、そこで感謝の言葉をいただくのがとても励みになります。また、新入社員研修が充実しており、入社後は未経験でも安心して働くことができます。こうした部分は当社ならではの強みですね。