日糧製パン
創業80周年。意識とスピード感の改革で躍進の1年に
北海道生まれ、北海道育ちのパン製造会社。〝おいしく、北海道らしく。〟をコンセプトに、同社の代名詞とも言える「絹艶」などの食パンや菓子パンを主として提供している。
23年はコロナ禍の収束で需要は回復。10月には創業80周年を迎え「パン for all 北海道」キャンペーンを開催。懐かしいパンを復刻した商品の投入や、北海道グルメプレゼントなどが好評を博した。一方で吉田勝彦社長は「原材料費などの高騰で多品目の商品値上げを余儀なくされました。消費者の皆様に負担をかけ、苦しい1年だった」と振り返る。さらに新たな年は〝物流の2024年問題〟も控え、全道に商品を供給する同社にも影響が及ぶ。
こうしたピンチをチャンスに変えるべく、同社が打ち出したキーワードが「当事者意識」と「スピード感」だ。
例えば、商品開発や品質管理では担当部門のみならず、全従業員が当事者意識とスピード感を持って意見やアイデアを発信。部署の垣根を越えた展開を推進させている。
北海道生まれ、北海道育ちのパン製造会社。〝おいしく、北海道らしく。〟をコンセプトに、同社の代名詞とも言える「絹艶」などの食パンや菓子パンを主として提供している。
23年はコロナ禍の収束で需要は回復。10月には創業80周年を迎え「パン for all 北海道」キャンペーンを開催。懐かしいパンを復刻した商品の投入や、北海道グルメプレゼントなどが好評を博した。一方で吉田勝彦社長は「原材料費などの高騰で多品目の商品値上げを余儀なくされました。消費者の皆様に負担をかけ、苦しい1年だった」と振り返る。さらに新たな年は〝物流の2024年問題〟も控え、全道に商品を供給する同社にも影響が及ぶ。
こうしたピンチをチャンスに変えるべく、同社が打ち出したキーワードが「当事者意識」と「スピード感」だ。
例えば、商品開発や品質管理では担当部門のみならず、全従業員が当事者意識とスピード感を持って意見やアイデアを発信。部署の垣根を越えた展開を推進させている。
「社内体制や社員意識の改革から、24年には冷凍保存可能なパンや消費期限の長いパンなど、付加価値の高い商品を開発していきます。大きく飛躍する年になるので期待してほしい」と吉田社長。新たな年も需要開拓の努力を続けていく。