日本たばこ産業(JT)北海道支社
北海道の元気、道民の笑顔を目指し地域密着企業へ
地域の〝声〟を身近に共存社会の実現へ
日本たばこ産業(JT)は、たばこ販売における国内トップシェア、世界でも第3位を誇る。加熱式たばこは国内第3位の実績。
近年は、これまでのノウハウを生かした「分煙コンサルティング」で、飲食店やオフィス、商業施設などへ無償でアドバイスを実施し、分煙環境の整備にも取り組んできた。たばこを吸う人と吸わない人それぞれが心地よいひとときを過ごし、共存し合える社会の実現のため、さまざまな活動を行っている。
さらに幅広い商品のラインアップを知ってもらうため、消費者はもちろん、小売店に対する総合的な営業活動を実施。地域に欠かせない存在になることを目指し、愛煙家との直接的なコミュニケーションのほか、商品が購入しやすい環境整備のため、たばこ販売店への営業も積極的に行う。
22年4月には、大幅な組織再編を行っており、各都道府県へ支社を配置する47支社体制へと移行した。北海道支社では23年1月に遠山尚支社長が就任。神奈川支社副支社長のほか、16年からの3年間は北海道での勤務経験がある。
「今までも地域密着型の営業活動は行ってきましたが、組織再編後、地域の皆さまの声をさらに身近に聞けるようになり、地域貢献に力を入れやすくなったと感じています。商品や活動を通じて、くつろぎの瞬間をお届けできるよう努めます」と遠山支社長。
積極的な地域貢献活動で北海道を元気に
23年は地域社会への貢献活動にも積極的に取り組んだ。遠山支社長は「日々の目標は、北海道のお客様に笑顔になっていただくことです」と話す。
その1つが、8月26日に厚岸町で開催された市民参加型の清掃活動「ひろえば街が好きになる運動」。厚岸町民96人が参加し、90リットルゴミ袋7個分のごみを回収した。
「これは、9月16・17日に厚岸町で開催された『第42回全国豊かな海づくり大会 北海道大会』に向けた取り組みで、天皇皇后両陛下をはじめとする全国からの関係者やゲストをきれいな厚岸町で迎えたいという思いから実現しました」(遠山支社長)
また、自社製品の販売を行う「Ploom Shop札幌店」ではカフェスペースで、道内企業との期間限定フェアを開催。23年6月には紅茶やクラフトビールの製造・販売を手掛けるルピシア(本社・虻田郡ニセコ町)と、8月には厚岸ウイスキーの製造・販売を手掛ける堅展実業(本社・東京都千代田区)とのコラボを実現した。
期間中、ショップ内ではそれぞれの企業が販売する商品を楽しむことができ、北海道のお酒と食の魅力発信の後押しにもつながった。今後もさまざまなネットワークを生かし、地元企業との関わりを増やしていく考えだ。
「これまで私たちの活動に関わっていただいた皆さま、企業の皆さま、北海道の皆さまに感謝をしています。地域への恩返しをさせていただくためにも私たち自身が元気でいることが重要です。今後も地域に根ざした活動を続け、北海道の皆さまに認められる企業を目指します」と遠山支社長は前を向く。