DXとGXで地域活性化。釧路の活気も取り戻す
宮田 昌利氏 サンエス電気通信・SEMS社長・シーエーブイ社長
「新年は辰年。〝昇り龍〟のように成長したいですね」
すでに布石は打っている。電気工事が主軸のサンエス電気通信では風況調査事業が深耕。「洋上風力建設に伴う調査依頼が絶えません」とGX(グリーントランスフォーメーション)需要に応えている。
IT・通信・DXを手がけるSEMSでは、広範囲通信システム「LPWA」の普及に取り組む。
「『LPWA』はわずかな電力で広範囲に電波を届けられ、携帯電波が届かない場所で働く林業や漁業のほか、アドベンチャーツーリズムなど観光分野での活用も期待されています」と先を見据える。
23年4月には釧路新産業創造研究会会長に就任。地元釧路・根室地域の活性化のために多忙な毎日を過ごしている。
「これまで〝電気〟をつないできましたが、新たな産業の創造で釧路に〝元気〟もつなぐ。楽しみでなりません」