ほっかいどうデータベース

各社の業績が大きく伸長。釧路の活性化にも尽力

(みやた・まさとし)1960年釧路市生まれ。学習院大学卒業、小樽商科大学大学院商学修士。北海道ニュービジネス協議会副会長、釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム代表、釧路新産業創造研究会会長など公職多数。

宮田 昌利氏 サンエス電気通信・SEMS社長 シーエーブイ社長

 2000年に電気工事を主軸とするサンエス電気通信のトップに就いた。

「札幌―釧路間の道東道直結に伴う照明や道路情報板などの電気工事の受注もあり、社長就任以来、最高の利益を出せた」と24年を振り返る。

 IT・通信・DXのSEMS、映像・音響のシーエーブイ、弱電工事を手がける光英電気通信、釧路の公衆浴場「ふみぞの湯」を運営するウエルシアでグループを形成。省人化需要の高まりやイベントの再開、人流の復活などで各社の業績も大きく伸長した。

「今後もM&Aと新事業で業容を拡大していく」と自身が75歳になる35年に、売上高100億を目指す。

 釧路新産業創造研究会会長を兼務し、お膝元の釧路の発展にも尽力。ユーグレナ(ミドリムシ)を活用したビジネスモデルの構築やサーモンやナマコの養殖など、釧路の新たな可能性を探求している。