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高橋工業

 「ホテルクテクン」はコンテナを活用したホテル

コンテナ事業が急成長。自治体からも注目を集める

 1956年創業。空気調和・衛生設備工事をメーンとする設備のプロフェッショナル集団だ。別海町に本社を構え、釧根エリアではトップクラスの実績を誇る。

 23年は病院の設備改修工事など、大型案件も受注。業績は今年度も増収増益を見込んでおり、堅調な業績が続く。

 好調な主事業の一方、近年力を注いでいるのが19年から参入したコンテナハウス事業だ。主軸の1つに据えるべく急拡大させている。

 バス・トイレ・キッチンを備えたコンテナ住宅「スムノア」のほか、スムノアの技術を応用した移動式コンテナサウナ「コンティサウナ」を展開。22年には、中標津町内にコンテナを活用した「ホテルクテクン」(http://hotelkutekun.jp/)をオープンさせた。

 部屋には、ユニットバスやテレビ、冷蔵庫などを設置し、フロント棟にはサウナも完備するなど、ノウハウを詰め込んだ施設となっている。

 DX化への取り組みも同ホテルの特徴だ。独自のWebシステムで予約管理の煩わしさを簡素化し、チェックインはタブレット端末で完結。フロントオペレーションを合理化し、無人ホテルを体系化した。この運用ノウハウは、企画商品としてホテルとセットで販売を予定している。

 髙橋宗靖社長は「コンテナは、防災の観点からも注目されており別海町、中標津町とは災害防災協定を結びました。フェーズフリー商品として確立させたい」と話す。

サウナを完備するなど本格的なつくり
チェックインはタブレットで完結。フロントの無人化を実現した