高橋工業
国内最東のプロ野球チームを設立し地域活性に尽力
本社は別海町。衛生設備や空調、給排水などの設備工事を中核とし、根室管内ではトップクラスの実績を誇る。
24年も業績は堅調。小・中学校の設備改修工事のほかに、大型案件を数多く受注。地場大手としての存在感を示している。
多角的に事業を展開しているのも特徴だ。目下、注力しているのがコンテナハウス事業。住宅やサウナ、ホテルなど幅広い形態を手掛けている。
なかでも好調なのが、22年にオープンしたコンテナホテル「ホテルクテクン」(中標津町)で、売上高は前年比で156%となった。
髙橋宗靖社長は「海外からの利用客も増加してます。新たにLPガス発電機も設置し、災害への対策に万全を期しています」と話す。
一方で、地元地域の活性化にも尽力し、24年7月には、地元企業3社と共同出資で「一般社団法人テトラソリューション」を旗揚げし、プロ野球チーム「別海パイロットスピリッツ」を設立した。主戦場となるのは、プロ野球独立リーグの北海道フロンティアリーグだ。
「『地域に愛されるチーム』がモットー。野球を通じて釧根地区全体を盛り上げていきます。プロ選手を目指して、若者がIターンやUターンで別海に集う契機にしたい」(髙橋社長)。
25年2月9日には、別海町でアイスマラソンも主催する。「これからさらに地元地域が盛り上がってくれれば嬉しい」と髙橋社長は語る。