先端CTで他科の検査も。地域医療のハブを担う
谷藤 典音氏 医療法人社団藤音会江別谷藤脳神経クリニック院長
医療を通じて地域に貢献するという思いを原動力に、開院15年目を迎えた。既存のMRIに加え、24年3月には80列マルチスライスCTの導入を予定。専門とする脳の検査だけでなく、整形外科や耳鼻咽喉科、眼科など他院からの検査にも応じる方針だ。
「検査の精度はこれまでの16列CTより高まり、検査時間は短く、被ばく量を抑えられる先端CTです。さまざまな検査が可能なので、地域住民のために広く活用したい」と地域医療のハブ機能を担う。
これに伴い、新たな年は検査室の増室を予定。現場の業務量が増えるため、スタッフの増員も計画している。
「医者も医療スタッフも医療人として、患者に安心感を与える存在であるべきです。開院から今日まで、医療の原点である〝患者を診る〟ことの重要性をスタッフに伝えてきました。今後も次世代の育成に力を注ぐつもりです」