BIM活用を推進。新社屋で社員の働きやすさ向上
武部 幸紀氏 日本都市設計社長
学校や病院、庁舎など公共建築を中心に多岐にわたる建築物の設計を手掛けてきた。07年に創業者である父の後を継いで以降も安定経営を続け、社員も34人に増えた。
23年3月には新社屋が完成。働きやすい環境づくりで、社員のコミュケーションも活発化した。
この新社屋建設では、建築プロセスから維持管理まで全工程を管理する〝フルBIM〟にも挑戦。設計から施工までを一気通貫で連携し、データは岩田地崎建設が引き継いで施工した。
「全国的にも珍しい取り組みです。試験的なものではありましたが、設計者と施工者で視覚的なイメージを共有できたのは収穫です」と、その有用性を訴える。
「デジタル技術を積極的に活用するが、設計はあくまでも人が基本。我々が持っている知識を次世代に継承していきます」