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十勝のラグジュアリー旅館が国際賞大賞を受賞

(こにし・ひこひと)1964年十勝管内広尾町生まれ。86年に北海道東海大学芸術工学部を卒業。10年間著名建築家の事務所に勤務し、事務所を設立。16年に現社名へ改称。日本建築家協会理事、北海道支部支部長を務める。

小西 彦仁氏 ヒココニシアーキテクチュア代表・日本建築家協会理事兼北海道支部支部長

 北海道が誇る世界的な建築家。現在も国内外で複数の案件が進行中だ。

「コロナが落ち着き、プロジェクトは計画通りに進行した」

 23年は3つの建築国際賞を受賞した。なかでも、ラグジュアリー旅館「清寂房」(河東郡音更町)は「K‐DESIGN AWARD」(韓国)で大賞を獲得。世界約50カ国、2000件を超える応募からの選出だ。

「国外のジュリー(審査員)は、私のことを知らない人もいるため、建築物を純粋に評価してもらえる。その中で選出されたことは大変喜ばしい」

 日本建築家協会北海道支部支部長としては就任4年目。道内建築家の作品を集めた展覧会を旭川市など道内3都市で開催した。

「〝北海道のデザイン〟を紹介するデザインセンターの実現に向け、他団体との連携を推進します」と北海道の建築文化熟成に尽力していく。