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〝北海道から世界へ〟。建築文化熟成に尽力

(こにし・ひこひと)1964年十勝管内広尾町生まれ。86年に北海道東海大学芸術工学部を卒業。10年間著名建築家の事務所に勤務し、事務所を設立。2016年に現社名へ改称。日本建築家協会副会長、北海道支部支部長を務める。

小西 彦仁氏 ヒココニシアーキテクチュア代表 日本建築家協会副会長兼北海道支部支部長

 美しい日本の建築を北海道から世界へ――世界で活躍するアトリエ建築家だ。

「あっという間の1年でした」と振り返るように、24年もさざまざまなプロジェクトが進行した。

 6月には新社屋が完成し、札幌市中央区宮の森で新たなスタートを切った。

 余市町のワイナリープロジェクトでは、ワイナリーや併設するヴィラを設計。11月に催された「アジアプロパティアワード」(シンガポール)では、デザイアワードなど3部門の大賞に輝いている。

 一方、個人活動では日本建築家協会理事から副会長へ就任。11月に韓国で開催された国際的な建築家大会では、国内建築家の代表として参加し、韓国建築家協会から名誉会員を授与された。

「26年には旭川市で建築家の全国大会の開催が予定されている。北海道の建築を世界へ発信していきます」