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3つの事業戦略を掲げ、北海道への貢献を目指す

(おおくぼ・まさたか)1971年12月9日、東京都生まれ。95年早稲田大学卒業後、ポッカコーポレーションに入社。22年、ポッカサッポロフード&ビバレッジの食品飲料事業本部価値創造飲料事業部部長、23年3月マーケティング本部ブランドマネジメント部部長を経て、23年11月から現職。

大久保 正孝氏 ポッカサッポロ北海道社長

 23年11月、社長に就任した。

「3つの事業戦略で北海道に貢献したい」と意欲を見せる。

 1つ目は、レモンの価値を伝えること。「ポッカレモン100」を主力商品として投入するレモン果汁市場では、圧倒的なシェアを誇る。

「レモンの成分には疲労感軽減や抗酸化作用などがあります。レモンの健康価値をさまざまな形で伝えていきたい」

 2つ目は「北海道コーン茶」「北海道富良野ホップ炭酸水」など、道産素材を使用した商品への注力だ。

「継続的な販売が生産者のためになる。魅力を道内をはじめ、全国にも発信していく」

 3つ目は、炭酸飲料の「リボンブランド」を活用した地域貢献。22年には、ブランドキャラクターのリボンちゃんと道内179市町村をめぐる書籍も発刊している。

「道民に親しまれているリボンちゃんを通して、地域課題の解決に努めていきます」