新球場、新幹線、風力発電、半導体工場で伸長
上村 正人氏 電材重機社長
国内屈指のクレーンリース会社を21年から指揮する。「室蘭本店と札幌本社の2拠点体制にしたことが、若手オペレーターの採用に効果をあげています」
23年も業績好調。完成した北広島市の新球場のほか、北海道新幹線の延伸に伴う高架工事を継続受注。得意とする風力発電所建設では、稚内市と青森県に1200㌧級の大型クレーン3機を投入した。
また、登別市内に3600平方㍍の用地を取得。11月に周辺に馴染む色使いとデザインの重機用倉庫を新設した。部品の劣化防止のほか、重機のメンテナンスにも活用。暑さや寒さから従業員を守り、就労環境の改善にもなった。
「24年も青森県内で新たな風力発電所の建設が控え、千歳市でラピダスの半導体工場建設工事も本格化します。120台の重機がフル稼働の予定です。登別・室蘭の地域振興も考えていきたい」