ベンチャーパートナーズ総合会計事務所
コンサルティングファームとして事業チャンネルを拡大
「ベンチャーパートナーズ総合会計事務所」を中核に、6社でコンサルティングファームを形成。累計起業支援数1万2000件を超え、スタッフは総勢180人、全国6拠点で事業を展開している。
年内には業務エリアを拡大。新たな拠点は北海道北見市だ。グループで財務コンサルティングサービスを提供する「サムライナレッジ」(本社・札幌市)が、北見・網走エリアの金融機関と提携したことを受け進出するもの。東岳夫代表は「来年は九州・福岡への進出も決定しています。マーケットの大きい都市部を中心に営業エリアを広げていく」と拡大路線を突き進む。
サムライナレッジは株式上場を目指している。早ければ2年後だ。
東代表は「金融機関OBによる財務コンサルで企業の資金調達をサポートしており、順調に売り上げを伸ばしています。大きなチャレンジですが成功させたい」と意欲的。東代表を突き動かすのは飽くなきチャレンジ精神だ。同ファームでは、起業家にとって必要不可欠となる挑戦意欲の向上を具現化させるべく、顧問先限定の付加価値サービスを考案。旅行代理店と提携したツアーを来年2月から提供する。
「手持ち資金18万円で東南アジアに渡り、今では5000人以上の従業員を束ねる実業家で資産家の丸尾孝俊さんと交流するツアーです。私も彼にお会いしましたが、経営者として大変刺激になりました。起業家の皆さんには、仕事観の形成やこれからのビジネスのヒントを得ていただきたい」と東代表は付加価値を提供。
10月には東京とベトナム・ホーチミンに拠点を設ける「横山会計グループ」(横山和寿代表)との提携も控え、顧問先のベトナム進出も支援する方針だ。
「ベトナムはASEAN諸国で最も高い経済成長率を誇る国であり、若く優秀な労働者が多数います。政情や治安も安定しており、進出する日系企業が増えています。我々もお手伝いできれば」と東代表。
海外進出支援は、起業家の真のパートナーを目指している現れであり、企業経営を幅広く支援するため。道内屈指のコンサルティングファームとして〝総合力〟に磨きをかける。
「企業の悩みを解決することが我々の使命。事業チャンネルの拡大を推進し、顧客満足度を高めていきたい」と東代表。