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江別こばやし眼科

小林 和夫 理事長
こばやし・かずお/2002年札幌医科大学医学部を卒業後、同大学付属病院眼科入局。09年から江別市立病院眼科主任部長として6年間勤務。15年5月1日に江別こばやし眼科を開業。日本眼科学会認定眼科専門医。

ICLメーカー認定施設。新体制で通院の利便性も確保

「裸眼視力を回復させる視力矯正手術方法はいくつかありますが、ICL(アイシーエル)も選択肢に入れてほしい。新しい近視治療として近年、注目が集まっています」と話すのは「江別こばやし眼科」の小林和夫理事長。

ICLは、専用の小さなレンズを眼内に埋入することで近視や乱視を矯正する治療方法。これまで近視矯正手術の主流だったレーシック手術とは異なり、角膜を削らずに視力矯正手術できるのが特徴だ。術後に違和感や光のちらつき、ドライアイの症状を感じることも少ないという。

「術後早期から安定した視力が得られ、それを維持できると言われています。入院も不要で手術時間は片眼あたり10分ほど。患者さんの負担軽減にもつながります。万が一、何らかの問題が起きても、レンズは取り出すことが可能で、術前の状態に戻すこともできます。コンタクトレンズとは異なりくもったり、汚れたりしないので日々のお手入れも不要です」と小林理事長は話す。 

同院は、道内で10施設(2023年1月31日現在)しかないICL認定医院の1つとなっており、江別市を中心に近郊都市から通う患者もいる。

一方、小児の近視矯正にはオルソケラトロジー治療を推奨。特殊なカーブを描くコンタクトレンズを就寝時に装着し、角膜の形状を矯正する治療法だ。

最大の特徴は日中に裸眼で過ごすことができること。成人の近視矯正方法として普及したが、近年は小児の近視進行抑制データが多く報告されており、処方が増えている。

また、昨年4月から非常勤医師として五十嵐奏子医師が着任。小林理事長の手術対応にともなう、診療体制の変更を受け、休診していた午後診療を五十嵐医師が担当することになった。患者からは通いやすくなったと好評を得ている。

「当院ではドライアイや緑内障、白内障などの各種日帰り手術など幅広く手掛けています。しかし、道内では札幌市以外で診察から手術までを完結できる施設は少ない。当院では患者さんにより良い医療を提供するため、常に治療の選択肢を増やしています」と小林理事長。

五十嵐奏子医師
バス停から徒歩1分と利便性も高い。駐車場は20台完備