八木整形外科病院

「膝の痛みで歩行が困難になる前に受診を」と呼びかけるのは、八木知徳理事長。変形性膝関節症を専門とするベテラン医師だ。

初期の段階では膝周囲の筋力強化やサポーターによる保護、足底板装具、ヒアルロン酸製剤の関節注射などで治療。手術を回避した保存療法を基本としている。

それでも症状に改善が認められない場合にのみ、手術を検討する。年齢や症状を加味しながら手術を選択している。

日本整形外科学会認定人工関節認定医として、傷んだ軟骨や膝関節を人工関節に置き換える置換術を得意としている。一部分のみを置換する人工関節部分置換術と関節すべてを置換する全置換術も実施。これまで4800例（2023年1月末）以上を執刀している。

「術後に自然な膝の動きを再現できるかがポイント。靱帯のゆるみや関節の軸などに気を配り、丁寧に進めていきます」と八木理事長。

豊富な経験と磨きあげた技術を駆使し、難しいとされる両膝の同時手術や再手術にも対応している。術後のリハビリも手厚い。