小鍛冶組
新たな社会人チームが発足。アスリート支援に注力
創業75周年を迎えたとび・土工の専門工事業者。基礎や躯体工事の道内最大手として、大規模再開発工事などに携わっている。
地域活性化に向けた多彩なCSR活動を展開しており、22年はアスリート雇用に注力。道内出身選手の受け皿になるべく4月に「KOKAJI SPEED SKATING TEAM」を発足させた。新たに迎え入れた浦河町出身のウイリアムソン・レミ選手は、五輪出場にも期待が寄せられており、22年11月開催の「全日本選抜スピードスケート競技会帯広大会」では女子5000㍍優勝、3000㍍準優勝という結果を残した。
また、軟式野球部も有している。22年は9月に長野で開催された「高松宮賜杯第66回全日本軟式野球大会」に出場した。「働きながらも野球を続けたい」という元高校球児らの夢をサポートする。
このほか、福利厚生として18年からミズノ製作業服を採用しており、22年は伸縮性などに優れた後継モデルに更新。現場作業の効率化、ストレス軽減につながった。
23年は札幌市内を中心とした大型工事案件を控える一方、北海道新幹線延伸に伴う建築需要やニセコ地区のリゾート開発工事の増加を見込む。
同社の広報担当者は「来年度は新入社員7人が内定済み。野球を通じた地域貢献もさらに進めていく」と話す。