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キリンビール北海道統括本部

22年3月に着任した鶴本久也北海道統括本部長

「一番搾り」ブランドを「日本のビールの本流」へ

キリンビールの顔である「一番搾り」シリーズ。22年はブランドの価値と、原点である「おいしさ」に最注力した。業務用も含め、10月までの実績は前年を上回る販売を記録している。

国内初の糖質ゼロを実現した「キリン一番搾り 糖質ゼロ」は、22年7月製造品よりリニューアル。一番搾りらしいすっきりとした後味はそのままに、ビールらしい飲みごたえを強化。「毎日飲みたい」の声も上がるように顧客のリピート率が明確に増加。過去10年の新商品で、累計売上3億5千万本を最速で達成した。

また、クラフトビール事業にも注力し、3月に「SPRING VALLEY 豊潤〈496〉」をリニューアルしたほか、9月には「SPRING VALLEY シルクエール〈白〉」を新発売した。日本のビールの選択幅を広げ〝ビールの感動体験〟を創出することで、市場の活性化に寄与する。

業務用市場では「TAPPY(タッピー)」(製品の品質保持や洗浄がしやすい3㍑の小型サーバー)の提案を強化。8月末には導入店舗数が1万店を超え、飲食業界や社会が抱える課題にも寄り添う。

鶴本久也北海道統括本部長は「ビールは人と人をつなぎ、幸せの横にビールがある。すべての人に『キリンビールを飲んでよかった。関わってよかった』と思っていただけるよう、粘り強くやっていく」と力を込める。

業務用小型サーバー「TAPPY(タッピー)」の導入は1万店を超える