ほっかいどうデータベース

カルビー 北海道支店

「事業を通じて北海道に貢献していきたい」と話す中世良明北海道支店長

北海道への感謝を込めた道内限定チップスを発売

「ポテトチップス」でおなじみのスナック菓子メーカー。

同社の歩みを語る上で北海道は欠かせない存在だ。1969年に千歳市で千歳工場(現北海道工場)が稼働し、75年には同社初のポテトチップスを小清水町で製造。80年には、じゃがいもの安定的な調達を目的に「カルビーポテト」を帯広市に設立した。以来、カルビーグループは契約生産者と二人三脚でポテトチップスに適したじゃがいもづくりにまい進している。今では、同社商品で使用する国産じゃがいもの約8割が道産品となっている。

22年8月には、契約生産者をはじめとする関係者を招いた「北海道じゃがいも収穫式」を開催。これまでの感謝を改めて伝えるとともに、今後の豊作を祈った。

さらに、北海道への感謝を商品として具現化。道内限定の新定番商品「じゃがいも道 帆立と昆布の旨しお味」を10月にリリースした。

コンセプトは〝道民のためのポテトチップス〟で、道産じゃがいもを使用できる期間のみ販売する。北海道工場で生産し、商品企画から研究開発、パッケージデザインまで携わる人員も〝オール北海道〟で仕上げた。

「じゃがいも道」の周知を図り、23年も小売店への積極的な提案や販促イベントの開催を計画。〝北海道といえばカルビー〟というスローガンを掲げる北海道支店が中心となり、プロモーション活動を行っていく。

8月に「北海道じゃがいも収穫式」を開催。左から白幡朋嗣JAめむろ農産部青果課課長、田崎一也カルビーポテト社長、中世良明カルビー北海道支店長