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オリエント建設

約50坪の狭小地に建設

賃貸と介護で地域に貢献。顧客と社員の期待に応える

30年以上にわたって賃貸物件を手掛けている。22年は狭小地物件に注力した。同社の強みである完全フルオーダーの自由度を生かして取り組んだ。土地不足に加え、地価や建築費の上昇が続く中でも販売価格を抑えられた。

「約50坪で建設が可能です。相続対策として空き地や中古物件の建て替えにも推奨します」と藤田春幸社長。

入居率向上のため、道内他社に先駆けて新たな住環境設備も導入する。浴室に空気清浄機付き換気扇を設置する物件を計画中だ

「3月にはSDGs宣言を策定しました。積極的な社会貢献活動や次世代へつながる豊かで暮らしやすい街づくり、地域の発展に取り組むことで、持続可能な社会を目指します。社員の意識の向上にも努めています」と藤田社長。

また、働き方改革の分野では、社員にタブレット端末を支給してリモートワーク化を進めた。23年の導入を目指し経理部門のDX化も進行している。社員の学ぶ機会を増やすため、今後は海外視察も増やす計画だ。

藤田社長は「多角化を進め、21年から小規模多機能ケアホーム・高齢者住宅『はまなす』を運営していますが、23年はこの分野でも拡大を目指したい」と話す。

このほか、管理会社「オリエントマネージメントサービス」も好調。22年11月までに323戸を上積み。総管理戸数は4467戸となった。

藤田春幸社長
22年3月にSDGs宣言を策定した