風況調査、LPWAで実績。釧路発展に向け活動
宮田 昌利氏 サンエス電気通信・SEMS社長/シーエーブイ社長
再生可能エネルギー分野にはいち早く取り組んできた。
「GX(グリーントランスフォーメーション)が浸透し始め、脱炭素社会実現に向けて洋上風力が盛んになる中、サンエス電気通信の風況調査事業が忙しくなっている」
IT・通信・DXのSEMSは低消費電力、長距離通信が特徴の微弱電波「LPWA」の活用に取り組んでいる。釧路市での児童見守りで成果を上げ、23年は携帯電波が届かない地域で作業に従事する林業、漁業などを対象とした実証実験に入る。
1つの基地局で約半径20㌔㍍をカバーし、基地局の設置費も数十万円程度。安価にLPWA通信網を構築できる。
釧路市の発展に向けた活動にも拍車がかかっている。
「釧路産業クラスター創造研究会は、23年からの3年間、より実践的な活動をしていく。自分に求められている役割を全うしていきたい」