顧客本位の姿勢を体現し、若手職員に示していく

　顧問企業は道内外で450社以上。社会保険労務士として06年の開業から現在に至るまで、顧客満足を追求してきた結果といえる。

　十数年在籍している中堅職員も多く、苦楽を共にしてきた〝仲間〟の成長を実感している。

「『お客様の安心と利益を守り、共に成長し続ける』という当事務所の理念が中堅職員にしっかりと伝わっており、中堅から若手へと浸透しつつある。今後が楽しみです」

　ただし、人材教育を職員に丸投げするつもりはない。現実的でタイムパフォーマンスを重視する傾向が強いZ世代に対し、あえてアナログ的教育も行っている。

「効率重視は結構ですが、そこに〝心〟がなければ顧客満足は得られず、良質なサービスとは言えません。この本質は今も昔も変わらない。顧客との向き合い方と、あるべき姿を自ら体現していく」