効率化で顧客を豊かに。第3創業期始動へ
前川 大輔氏 日動社長
「コロナ禍になって3年目。この間、徹底的な効率化に取り組んだ。もともと効率化を行い、お客様に還元していくことが得意な企業ではあるが、まだまだやるべきことはあった。消費の変化や足元の資材高騰にも前もって対応できた」
効率化によって会社、事業の質も大きく変化させた。その先にあるのは顧客への還元であり豊かさとの考えはぶれない。象徴的ともいえるのが分譲マンションだ。資材が高騰し、市場が大幅な値上げを行う中、自助努力により、価格を抑えた。22年に分譲した2棟も好調。道外の購入者ファンも増えてきたという。
第2創業期と位置づけたのは社長就任時の15年前。
「今までは分譲、管理、賃貸、ホテルと事業の幅を広げ、総合力を高めてきた。23年からは今までに培った成長分野に経営資源を集中させ、イノベーションを起こし、成長させる第3創業期に突入する」