〝唯一の全国紙〟として価値判断・発信を行う
平尾 武史氏 読売新聞東京本社 北海道支社長
読売新聞は、1959年に北海道支社を設立し道内印刷を開始。取材網を全国に張り巡らせ〝唯一の全国紙〟としての存在感を高めている。
「24年に支社創立65周年を控え、北海道は重要な地域の1つであると認識しています。デジタルの発展も重要ですが、今求められているのは新聞らしい取材を重ね、しっかりと価値判断をして、情報発信を続けていくこと。北海道は非常に魅力的な地域です。冬季五輪誘致や新幹線札幌延伸など、多くの話題性を持った場所でもあります。記事や道内企業の広告もより広く発信していけたら」
21年には北海道大学と包括連携協定を締結。防災や減災をテーマとしたシンポジウムを釧路市で共催したり、中高生向けのサイエンスレクチャー講座を開講するなど、継続的な取り組みを実施している。
「他の教育機関とも積極的に連携をしていきたい」