2歩前進の心構えで次の100年に向けスタート

札幌本社1階ロビーには、創業者の祖父・中山吉次氏の胸像がある。発祥の地は滝川。空知の建設業協会から50年以上前に寄贈された。

「子どもの頃、祖父の自転車の後ろに乗せてもらい、よく工事現場に行きました。作業員宿舎のめしを食べさせてもらったのを覚えています」

大正期の1923年に創業。札幌の地下鉄工事など、本道の歴史の節目となる事業にかかわってきた。今回、各界で注目される日ハムのボールパーク事業では、分譲マンションの施工を手がけた。

23年は創業100年の節目。礎を築き、発展を支えてきた先達や取引先らに感謝をしつつ、先を見据える。

「1歩、さらにもう1歩前進する心構えで次の100年のスタートを切りたい。1歩進むのは普通です。2歩進むのは決して簡単ではないが、ランクアップ、プラスアルファにつながっていく」