コロナ医療の最前線で働くエキスパートを育成
対馬 徳昭氏 つしま医療福祉グループ代表
「地域、社会に一層貢献していきたいという信念から決断しました」
22年、つしま医療福祉グループの日本医療大学病院内に、発熱外来とコロナ病床を設置した。コロナ禍で、エクモ(ECMO)などの医療機器を扱う臨床工学技師は、より活躍の場が広がっている。日本医療大学では、国家試験の合格を目的とした無駄のないカリキュラムを組んでいる。
「医療の現場の最前線では、よりエキスパートが求められています。有為な人材の育成に力を入れていきたい」
同グループの代名詞と言えるのが「地域包括ケアシステム」だ。特別養護老人ホームを介護拠点とし、小規模多機能と定期巡回を組み合わせ、地域の高齢者を見守る。先進的な取り組みとして、道内外から高い評価を受けている。
「地域包括ケアシステムを全国に広げていくのが、われわれの使命です」