革と木が融合した〝アートオブジェ〟を世界に
染谷 昇氏 ソメスサドル会長
日本を代表する馬具メーカーの5代目。その技術力は高く、宮内庁御用達として知られる。競走馬の本場フランスからも定期的に鞍や鐙の製作が依頼され、22年も凱旋門賞出場の4騎手が使用した。
革の魅力を伝えるべく、カバンや財布なども製造。4月には「名古屋店」が開業した。
一方、10月には旭川市の家具メーカー、カンディハウスと共同開発した新ブランド「コソンコクス」を立ちあげた。名称は〝遠く離れた土地とのコミュニケーション〟を意味するアイヌ語から引用した。
ヒグマやウサギなど動物をモチーフにしたデザインで、材料には革や木の端材を有効活用している。
「玩具でも置物でもない〝アートオブジェ〟という全く新しいジャンルの商品です。23年から海外のマーケットも視野に入れて本格的に販売を開始します」