あすか税理士法人
若手人材や専門部署が中小企業の課題解決に取り組む
「あすか税理士法人」は、道内トップクラスの税理士数と6拠点のネットワークを生かし中小企業に貢献している。
最大の特徴は専門部署を有している点で、相続や贈与は資産税に特化した支店「大通Regalo」、クラウドやDX化など導入提案や支援にはIT専任者で組織した「あすかサポート」が対応する。
さらにグループの「あすか行政書士法人」、「あすか社会保険労務士法人」との連携で、税務申告から業務効率化、労務対策、資金繰り、事業承継まで支援する。
数年前から法人内部での事業承継を進めており、創業者の川股修二代表と加藤知子共同代表に加え、22年からは当時30代だった米田明広氏が共同代表に就任している。さらに23年は34歳の佐藤公紀税理士が新役員となった。
「新体制づくりに加え資格取得制度などを充実させ、若手が活躍しやすい環境を整備していきます」と米田共同代表。
23年は事業承継に関する相談やインボイス制度による相談が増えた。また人材採用に苦戦する中小企業が多く、就業規則や退職金制度といった労務環境の見直しのニーズは高まった。
米田共同代表は「24年は税理士20人体制となる見込みです。顧客の利便性を確保するため、札幌市内中心部に新支店の開設も検討しています。今後は若手はもちろんですが、性別や年齢、社歴にとらわれず能力がある人材を登用し〝チーム戦〟で顧客の課題を解決していきたい」と話す。